登場ビール

スタイル

  • ラガー
低温で長期間発酵させるタイプ。
最終的に酵母が液の底に沈殿するので、下面発酵と呼ばれる。
はじめは気候や風土など条件のよい地域でしか作られていなかったが、
冷蔵技術の発達と酵母菌の純化により、世界中で作られるようになった。
現在では、一般的なビールのスタイルとされている。

  • エール
常温(20℃前後)で短期間発酵させるタイプ。
最終的に酵母が液面に浮かび上がるので、上面発酵と呼ばれる。
ラガーと厳密に区別するのは難しい。
ビールの誕生以来、ずっと作り続けられているスタイル。
芳醇な香りが特徴的だが、ラガーの台頭とともに規模を縮小している。
中世時代にも「エール」と呼ばれる酒はあったが、現在のそれとは別物。
ハーブや香辛料を使用しており、一切ホップは使用していなかった。

  • ピルスナー
ラガーの一種。日本のビールの大半で、世界でも最も消費量が多いのがこのスタイルに当たる。
日本人が「ビール」と言われてイメージするのは、まずこのスタイルのものだろう。

日本編

  • アサヒスーパードライ
端麗、辛口、のどごし、キレの良さが売りで、ドライ戦争を生き残った。
ファンとアンチの温度差が激しいことで有名だが、
真夏の暑い日に1杯飲むのに飲みたいと思える、非常にメジャーな銘柄。

  • アサヒスタウト
本格的なスタウトで、しっかりした苦みとコクがあり、芳醇な味わいが特徴。
ベルギービール評論家のマイケル・ジャクソンが日本のビールで唯一最高評価の4つ星をつけている。

  • ハートランド
「つた館」でハウスビールとして振る舞われていた。
簡素なラベルのみが貼られた鮮やかな緑色の瓶が特徴的で、味はボディは軽めでキレがあり非常に飲みやすい。

ドイツ編

  • シュナイダー・ヴァイス・オリジナル
ナチュラルビール。瓶の中には酵母が生き残っており、飲む時まで二次発酵が進む。
香りはフルーティで、喉ごしは軽く、味にキレがある。

  • ウルバヌス ケラーヴァイツェン
シャンパンの酵母を使ったビールで、シャンビアとも呼ばれる。
味も、ビールとシャンパンの両面を併せ持っている。

  • フレンスブルガー・ピルスナー
ジャーマン・ピルスナーと呼ばれる、ドイツの伝統的なピルスナー。
ホップの苦味が効いていて、キリッとドライな後味。

  • フランケンハイム アルト
アルトビール。ホップの香りや甘みが薄くて軽い。焙煎香はまるで麦茶のよう。
後からビールの苦味と旨みが追いかけてくる、華やかではないが安定した味。

  • フランツィスカーナ へーフェ  ヴァイスビア ゴールド
特筆すべきは、強いバナナ臭、フルーツ臭。飲んでみると、程よいサワー感と軽い甘みがとても爽やか。
後味では甘みが引き、バナナ臭が戻ってくる。味をまとめ上げているのは、引き締めるような苦味。

  • ベルリナー・ヴァイス キンドル
麦汁の割合が少ないので、アルコール度数が低くなる。
酵母と乳酸菌を同時に入れて発酵させるので、とても酸っぱい。甘いシロップを混ぜて、ストローで飲む。

  • エヒト・シュレンケルラ・ラオホビア・メルツェン
ラガービール。麦芽を焙煎するときに、ブナの木でスモークする。
強いスモーク臭がある、好きな人にはたまらない銘柄。

  • ヴァラシュタイナー ランツクネヒトビア
ラガービール。トーストのような、ふくよかな麦香がする。
焼いたパンのような自然な甘みがあり、苦味と酸味も適度にあって飲みやすい。

イギリス編

  • ギネス・スタウト
アイリッシュパブでは、アイルランドの国花である三つ葉(シャムロック)を注いだ泡に描くのが習わしとされいる。
スタウト初心者にもお勧めの一品。「1パイントを完璧に注ぐのに119.53秒を要する」とギネス社が言っており、注いですぐには飲まないで泡が落ち着くのを待つ必要がある。

  • ギネス・ビター
苦みもコクも中途半端な印象で、キルケニーに近い印象のビール。

  • ギネス・フォーリン・エクストラ
輸出仕様で、高めのアルコールと甘みがあり濃いめで、コーヒーのような苦みが特徴的。

  • キルケニー
弱炭酸できめ細かい泡が、ビールに蓋をして、非常にスムースな飲み心地。
まったりとした高級なシルクの様な印象がする。

  • スピットファイア
第二次世界大戦で活躍した同名の名機をデザインしたラベルになっている。
ラガービールのようなキレのよさと、エール特有の甘さやフルーティーさがちゃんと両立してる。(やらない夫談)

  • ボディントンズ・パブエール
これもご多分に漏れずフローティング・ウィジェットが入っている。
イギリスでは、非常に人気のある商品で、苦みが少なく、「クリーム・オブ・マンチェスター」という異名がある。

ベルギー編

  • ヴェデット・エクストラ・ホワイト
ホワイトビールの特徴が良く出ていて、軽やかでフルーティーな味わいがする。
カフェで、このビールを飲んでいる人を撮影して、ボトルに貼り付けるというユニークな面もある。

  • ギロチン
断頭台がラベルに描かれている。
飲み口は最初に甘みが、そして苦みが徐々に顔を現す。
アルコール度数が9度の高さを感じさせずに飲み易い。

  • シメイ
ルージュ(赤)・トリプル(白)・ブルー(青)の3種を購入できる。
赤は、初期からあり、白は苦みが特徴、青は熟成にすぐれビンテージも記されている。
ドレー(黒)という、修道院もしくは、その周辺のみに流通している物もある。

  • セゾン・デュポン
セゾンビールという、ホップを効かせて保存性を高めたタイプで、IPA程ではないが苦みが強い。
苦みも強く、重いのでとても飲み応えがある。

  • デュベル
「まさに悪魔だ(nen echten duvel)」と評され現在の名称に変更された。
非常にきめ細かく、腰の強い泡立ちが立つ。ドライな味わいがする。

  • ベルビュー・クリーク
現在瓶は、出荷停止状態で、店で樽生のみ提供されている。

  • ニュートン
物理学者ニュートンにちなんだ銘柄で、青リンゴが原料に使われている。
ホワイトビールを青リンゴで割ったよなビールで、すっきりして、苦みが少ない。

  • レフ・ブロンド
甘さと香りのバランスに定評があり、とても飲み応えがある。

世界のビール編

アメリカン・ラガーとエール

アメリカのビールは、開拓時代に大麦が不足していたこともあり、
コーンや米など、様々な副原料が加えられて出来ている。
禁酒法という「悪法」が課せられたこともあり、ライト指向を極めたものが発達している。

  • ミラー・ライト
薄味と強い炭酸が爽快な、アメリカン・ラガーの代表的な一本。
苦味やホップの香りも抑えられている。

  • ZIMA(ジーマ)
ビールを強力に濾過し、シトラスやジンジャーのフレーバーを加えたもの。
無色透明で、麦とホップの味や香りは無い。「アルコポップ」とも呼ばれる。

  • レッドフック・ロングハンマーIPA
アメリカのIPA。柑橘系のホップの香りが際立つ。
麦味は薄いが、苦味がスキッと爽快。飲み進めるうちに、IPAらしい苦味が際立って感じられるようになる。
原料は麦とホップと水だけ。

  • アンカースチーム
原料は麦とホップと水だけ。ラガー酵母を用いて、エールの温度で発酵させ醸造する。
エールよりも控えめだが、香ばしい麦と、フローラルな香りがする。
まろやかな味と、良い喉ごしキレ。ラガーとエール、両方の特性を持っている。

  • バドワイザー
非っ常ーにライトな味。悪く言えば「水のように薄い」。
濃い味の食べ物に合わせるにはもってこい。

帰ってきた日本編

  • 有機農法ビール
日本ビール株式会社が発売している、オールモルト(麦芽100%使用)のピルスナー。
やらない夫いわく、エビスビールより少し軽い味。缶にはミレーの「落ち穂拾い」がデザインされている。

  • 芳醇物語
株式会社徳岡が、ドイツのクルンバッハ醸造所に生産委託しているピルスナー。

  • ベルギーにごり白生
ベルギー系白ビールならではの製法(麦芽化していない小麦を使うこと)で、
掛る税率を抑え、安く販売している。日本の分類では発泡酒扱いになる。
小麦ビール入門に最適。

発泡酒・第三のビール編

日本におけるビールと発泡酒と第三のビールの違い

  • ビール
麦芽、ホップ、水を原料とする発泡性アルコール飲料で、麦芽の使用率は67%以上。
副材料として認められるのは、麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ジャガイモ、
でんぷん、糖類、(着色料として)カラメル。
課酒税額は1リットルあたり220円。

  • 発泡酒
上記ビール以外の、麦芽や麦を使った発泡性アルコール飲料全般。
淡白な味わいが、却ってビールよりも料理にマッチすることがあり、食中酒に向いている。
海外産の輸入ビールの中で、日本では発泡酒に分類されるものもある。
当初は節税を目的に開発されたが、1996年と2003年の酒税改正によって増税された。
課酒税額は、麦芽使用率が51~66%のものがビールと同額、
26~50%のものが1リットルあたり178円、25%以下のものが1リットルあたり134円。

  • 第三のビール
麦と麦芽以外の穀類、糖類、その他を発酵させたアルコール飲料。
主に大豆、えんどう豆、コーンを用いた後、ビール風の味付けをしている。
法律上の分類は「その他の醸造酒(発泡性)①」
発泡酒と同じく節税を目的に開発されたが、2006年に増税された。

  • 第四のビール(仮称)
酒類を原料にした酒類。発泡酒や第三のビールに麦の蒸留酒を足して作る。
法律上の分類は「リキュール(発泡性)①」
新ジャンルのビールの課酒税額は、1リットルあたり80円。

  • ストロング7
キリンが発売した第四のビール。辛口で強炭酸、アルコール感が際立つ。
作中ではレモン果汁を加え、チューハイ感覚で飲む方法を紹介していた。

番外編

ビアカクテル

  • ハーフ&ハーフ
スタウト:ピルスナー=1:1
黒いスタウトと淡いピルスナーがとても幻想的で、混ぜて飲んだり色々と試してみたい。

  • ブラック・ベルベット
スタウト:シャンパン=1:1
使用するシャンパンには、ドライなタイプを用いるのが良いとされている。

  • レッドアイ
ピルスナー:トマトジュース=1:1
タバスコ等の調味料で調整するのもあり、オリジナルは生卵を入れていたからこの名前になったと言われている。

  • 最終更新:2012-12-20 11:54:16

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